「コロナの中、クールビズ=「全国一斉」は最後―環境省」というニュースが、5月1日に時事通信社から配信されていました。
クールビズは、東京都の小池百合子知事が環境相だった2005年にスタートし、今年で16回目。小泉進次郎環境相は、業務効率化のため、各種啓発事業を見直す考えを示しており、環境省は例年5月から9月までとしてきたクールビズの実施期間についても、来年度は設定しない方針だ。今回が「全国一斉スタート」の最後となる。
https://news.livedoor.com/article/detail/18201328/
「クールビズ」とは引用した記事にもありますが、環境省が主導で2005年にスタートした、軽装の服装を着用するように呼びかけたものです。つまり、夏場はジャケットやネクタイの着用をやめて、涼しい服装で冷房(電力)の消費を抑え、環境に配慮しましょうというもの。
「実施期間は5月1日から9月30日まで」としていましたが、環境省はクールビズの実施期間を来年度は設定しない方針だとのことです。そうなると、来年から夏場の服装は、企業の判断に任せるということになるのでしょうか。
日本はクールビズが広く浸透しました。もし、企業の判断に任せるようになった場合でも、クールビズを完全に廃止する企業はないでしょう。企業の動きとして次のような3パターンが考えられます。
①従来どおり期間を示してクールビズを行う企業
②クールビズ期間を設けず、気候に合わせて軽装を可とする企業
③服装の自由化を推進する企業
そして①から③へと段々と流れていくのではないかと思います。
クールビズが仕事の服装のカジュアル化を進める要因になるかもしれません。
既に流れとして、仕事の服装はカジュアル化が進んでいます。IT企業などのクリエイティブな職場では、既にビジネスカジュアルが普通になっているところもあるでしょう。
お堅い企業の代名詞である銀行も例外ではなく、三井住友銀行では通年で服装自由にする取り組みも行われています。今後はその流れが、より進んでいくものと思われます。
私はスーツとネクタイの組み合わせが仕事の実用着であり、かつ、かっこよくて好きなのです。
服装の自由化が進んだときに、スーツとネクタイが少数派になってしまう日がくるのかな、そうなったら寂しいな、とニュースを見て思ったのでした。