ビジネススーツで、シャツにカフスボタンをつけることのマイナス点

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カフスの袖につけるオシャレなボタン。
カフスボタン(正しくはカフリンクス)と言いますが、かっこいいと思いますよね。


でも、ちょっと待ってください!
ビジネスシーンでは、マイナスに働いてしまう可能性があるのです
知らないうちに、あなたの評価を落としてしまっているかもしれません。


確かにビジネススーツの着こなしとして、カフリンクスは間違いじゃないんですよ。

「クラシックなカフスボタンの何がいけないのだろう。」
「カフスボタンをするとモチベーションが上がるんだよな。」

そのように思う、スーツやファッションが好きな方もいらっしゃいますよね?


カフスボタンを「絶対にやめろ」とは言いません。今回、お伝えするマイナスな点を知ったうえで、カフスボタンを使うようにしてみてください。

マイナスな点① おしゃれに気を使っている感が出る

ビジネスの場でカフスボタンをつけると、マイナスな点の1つ目にして、最大の理由は、「おしゃれに気を使っている感じ」が出てしまうことです。


もう、これは本当にだだ漏れ。オーラ出まくりです。


カフスボタンを使うためには、

・カフスボタンを買う必要がある。
・カフスボタンを留める穴が開いたシャツを買う必要がある。

上記のとおり、カフスボタンをわざわざ買わないといけない。シャツもカフスができるのものをわざわざ選ぶが必要があります。しかも、その辺に売ってない!


元々ボタンがついている、いわゆる普通のシャツにカフスボタンは、不要なものです。そんな面倒なものを使う理由は一つですよね。そう、おしゃれがしたいからですよね


おしゃれしたい欲が見えることに加えて、仕事場でのカフスボタンは、シンプルにアイテムとしてもやりすぎで、ちょっといやらしく見えてしまうと思います。


「カフスボタンはクラシックな正しい着こなしなんだ。」と反論があるかもしれません。でも、それがわかる人って、一体どれだけいるのか考えてみて欲しいのです。


仕事相手がスーツに興味がある方の場合もあると思いますが、少数です。確かに、そのような方とは、スーツの話で盛り上がり、良い関係を築くことができるかもしれません。


でも、それ以上に多くの人にマイナスな評価を受けるのは損じゃありませんか。カフスボタンは、服装の趣味が合う相手に会う時だけにするべきです。

おしゃれしてはいけないのか

プライベートで好きなものを着るならばもちろん構いません。それが自己表現です。


一方で、職場は服装での自己表現を持ち込む場ではありません。仕事の成果で自己表現をしていく場です。そのために戦略的に服装を選ぶべきなのです


仕事時の服装は、おしゃれではなく、仕事がうまくいくための演出に使いませんか。


おしゃれをしている、特に若い人や仕事で成果が出せてない人は、

「おしゃれに気をつかってないで仕事頑張れよ…」
「おしゃれだけど仕事できないよな…」

とマイナスの印象を抱かれると思った方がよいです。仕事相手には、悪い意味で「カフスボタンの人」と裏で呼ばれてしまうかもしれません。

服装に気を使わないのは当然ダメ

人は見た目が9割」という衝撃的なタイトルの本が随分前に話題になりました。極端な表現だと思いますが、見た目は人の印象を左右することは間違いありません。


だからこそ、相手に良い印象を与えるように服装に気をつかうべきです。


身体に合ったスーツ、シワのないシャツ、磨かれた革靴は信頼感につながります。ネクタイの色で清潔感、信頼感、明るさ、落ち着き、誠実さなど演出してみてもよいですね。


ビジネススーツの着こなしは、主張するものではなく、演出するものです


ポイントは、「おしゃれに気をつかっている感じ」を出さないことです。

例外があるとすれば

カフスボタンをつけてもよい例外があるとすれば、次のとおり。

・おしゃれが完全にキャラになってる人
・イケイケなキャラの人
・仕事で成果を出している人

特に自分自身を売り込む必要がある、営業職なんかはキャラ立ちとしてありだと思います。自分を覚えてもらえることや、ブランディングとしてプラスに働くかもしれません。


ただし、似合っていること、仕事で成果を出していることが大前提です


「自分は大丈夫かな?」と迷うくらいであれば、カフスボタンはやめておくことをおすすめします。

マイナスな点② おじさんのイメージがある

マイナスな点の2つ目は、おじさんのイメージがあることです。


カフスボタンは、「おじさんがつけてる」イメージを持つ人が、やっぱり一定数います。年配のつけている方が多かったので、イメージがついちゃったのでしょう。


反論が多数あることもわかります。スーツとして正しい着こなしとも思います。


でも、「おじさんっぽい」→「なんかダサい」と思われるのは嫌ですよね。特にスーツに詳しくない女性からは、ダサいと思われることを覚悟しておいた方がよいでしょう。

マイナスな点③ パソコン作業がしにくい

マイナスな点の3つ目はシンプルに作業がしにくいことです。

・パソコンを打つ時に、カフスボタンをぶつけないように気をつかう
・袖にボリュームが出て、手作業がしにくくなる
・ジャケットの着脱時にひっかかる
・袖をまくりたい時に邪魔になる

上記のとおり、仕事に影響が出てしまいます。元々ボタンがついている、普通のシャツではこういった問題は起こりません。


カフスボタンは機能性の面からも、使いにくさを感じてしまいます。

今一度ビジネスシーンでのかっこよさとは?

ここまでカフスをしない方が良いと書いてきましたが、おしゃれしたい気持ちもわかるのですよ。でも良く考えて見て欲しいのです。

ビジネススーツは、あくまで仕事をうまくいかせるための服装です。1番格好良いのは仕事で成果を出すこと。おしゃれで差別化するのは、ビジネススーツの本質ではありません。

周りの人が気持ち良く仕事ができるよう、誰が見ても清潔感のある、隙のない着こなしを目指しませんか。それがきっと、あなたの評価につながります。


私服とビジネススーツは、着る目的が全く違うと認識することがまず第一だと思うのです。この意識を変えることでスーツを着る価値観が変わります。ビジネススーツはオシャレでなく、自身の印象を良くして、気持ちよく快適に仕事ができるように装うべきです。


カフスボタンはパーティーなど、特別な時に使うことにして、おしゃれはプライベートで楽しむようにしましょう。


以上、参考になれば幸いです。ありがとうございました。