まずは押さえたい、ビジネススーツの着こなしポイントをまとめました。
スーツを着る上で、チェックしておくと役に立つと思います。
基本ですが、できていない人も多いです。ぜひ参考にしてみてください。
まずは押さえたい。着こなしポイントまとめ
1.ネイビーかグレーのスーツを着る
ビジネススーツの基本は、ネイビーとグレーの2色です。
なかでも、ネイビーは暗めのダークネイビー。
グレーは暗めのチャコールグレーが誰にでも似合いやすく、派手な印象にならないので使いやすい色になります。
逆に青みがかった明るめのネイビーや、グレーでも薄い色のライトグレーは着こなす難易度が上がるので、あまりおすすめしません。明るめの色が似合う方は、春夏に着ると季節感が出て良いと思います。
ブラックのスーツはダメなのか
ブラックスーツはもともと冠婚葬祭に着るもので、ビジネスには適していません。
しかし、日本においてはビジネスシーンで広く浸透しているので、職場の雰囲気によっては着ても問題ないと思います。
- 職場でブラックスーツの人が多ければ、着てもOKです。
- 冠婚葬祭用とビジネス用のブラックスーツは色の濃さが違います。ビジネス用の方が薄い黒になります。混同しないように注意しましょう。
- おすすめはダークネイビー、チャコールグレー
- ブラックスーツは職場の雰囲気に合わせる
2.襟・袖からワイシャツが見えるようにする
ジャケットの襟・袖からワイシャツが見えるメリットは、次の2つです。
- 見た目の印象を良くする
ネイビー・グレーのダークスーツから、白いシャツの一部が見えると明るさ・清潔感をただよわせることができます。 - ジャケットの汚れを防ぐ
襟・袖からワイシャツが見える長さにすると、ジャケットと肌が直接ふれる部分がなくなり、ジャケットの汚れを防げます。
普通のワイシャツは、襟の高さがしっかりとあるはずなので、ポイントは袖丈です。
ジャケットを着て手を下ろした時に、ワイシャツの袖が1~1.5cm見える長さが良いとされています。
- ジャケットの襟・袖からワイシャツが見える長さにする
- 腕を下ろしたときに、ジャケットからシャツの袖が1~1.5cm見える長さにする
- ワイシャツは、ジャケットの襟・袖の汚れを防ぐ
3.ジャケットの着丈は、お尻がほぼ隠れる長さ
ジャケットの着丈は、お尻がほぼ隠れるくらいの長さが良いとされていますが、身長や好みによって多少調整して良いと思います。
身長で変える
身長が低め方は、着丈をやや短めにすると足を長く見せることができます。
お尻が2/3くらい隠れるくらいの着丈であれば許容範囲。軽快な印象になります。
身長が高い方は、お尻全体が隠れる着丈の方がバランスが良く見えると思います。
スーツのスペックに合わせて変える
ジャケットの着丈は、長くなるとエレガントになり、クラシック的な要素が強くなります。逆に短くなるとカジュアルな印象になり、現代的な着こなしになる流れがあります。
2010年代にクラシック回帰が流行し、スーツの着丈を長めにすることがトレンドになりました。上質なウール生地を使ったり、サイドベンツといったエレガントなディティールを持ったスーツは、着丈を長めにすると相性が良いと思います。
一方で、機能的なナイロンなどの素材を使ったアクティブスーツは、着丈が短めの方が相性が良いと思います。
- ジャケットの着丈はお尻がほぼ隠れるくらいの長さ
- 身長やスーツのスペックによって調整する
4.シャツのインナーはVネック
シャツの下に着るインナーは、Vネックを着るようにしましょう。
ノーネクタイの時に丸首のインナーが見えるとカッコ悪いです。相手は見たくもないものを見せられたような気分になってしまうでしょう。
また、インナーの色はベージュが透けにくいので、ベージュを選びます。
- シャツのインナーはVネック
- 色はベージュが透けにくい
5.トラウザーズの長さは、靴にわずかにかかるくらいにする
トラウザーズの長さは、靴にわずかに裾がかかるくらいにします。
裾が長いとだらしない印象になります。短すぎてもカジュアルになりすぎます。
トラウザーズの裾は、スーツの見た目に大きな影響があるので、重要な部分です。
- トラウザーズの裾は、靴に裾がわずかにかかるくらいの長さ
- 裾の長さは、見た目に大きな影響がある
6.ネクタイは、大剣がベルトにややかかるくらいに調整する
ネクタイを結んだ時の長さは、大剣がベルトに少しかかるくらいに調整します。
ネクタイがベルトよりずっと下まで長くなってしまっている人を良く見ます。
長さが余らないように、ネクタイの長さも確認して買うと良いです。余ってしまう場合は結び方で調整します。
- ネクタイの長さは、大剣がベルトに少しかかるくらい
7.ベルトと革靴の色を合わせる
ベルトと革靴の色は合わせるようにします。着こなしに統一感をもたせるためです。
ベルトが黒の時は、靴も黒。ベルトと靴を茶色で合わせる場合は、色の明るさもなるべく合わせる方が良いです。基本は黒で揃えます。
- ベルトと革靴の色は合わせる
- 茶色の場合は色の明るさも合わせる
- 基本は黒で揃える
8.ロングホーズのソックスを履く
座った時にズボンがずり上がるので、短いソックスだと素肌が見えてしまいます。
素肌が見えると清潔感が失われるので、膝下まで長さのあるロングホーズのソックスを履くようにすると良いです。
ふくらはぎまでの長さがあるハイソックスも可です。ただ、ハイソックスはだんだんと下にずり下がってきてしまうことがあるので、気をつけてください。
- ロングホーズのソックスを履く
- ハイソックスでも可。ただ、ずり落ちてくることがある
まとめ
まずは押さえたいビジネススーツの着こなしポイントをまとめました。上記のポイントを押さえることで、スーツの着こなしが良くなるはずです。
参考にしていただければ幸いです。ありがとうございました。